CafeRinne主宰
人生メモリアルブック編集者
住まいづくりコンサルタント
かつて父の葬儀を終えて父の部屋を片付けていたとき、棚の奥の方から、古く分厚い手書き書類の束が出てきました。その「鷺宮随筆」と題された書類の束は、太平洋戦争終結の年(1945年)に、当時の父の家族みんなが日記や随筆を持ち寄って束ねた家族文集でした。
読んでみると、そこには東京大空襲で家も本も服も失った深い悲しみとともに、親子や兄弟同士の濃い愛情があふれる世界がありました。創刊号から第8号まであり、2ヶ月おきくらいに翌年まで作られていました。
実は、私は生前の父とはほとんど心を開いて話したことが無かったのですが、その文章を読んだとき、父親とその父母、兄弟の人間性に深く感銘を受けました。
その時ふと、その家族文集の一部を選んで、後年の父が書いた文章やスナップ写真と共にまとめた冊子を作ることを思い立ちました。そこで冊子を制作して葬儀に参列してくれた100名余りの人に贈ったところ驚くような反響がありました。
私はほとんどの人と顔もわからない間柄なのに、多くの方々から、感謝の気持ちを熱く綴られた手紙が送られてきました。自分のためにも、父の知人友人の方々のためにも、この冊子を作ってよかったなあと思いました。
そんな体験をたまたま人に話したところ、家族の冊子を作りたい方や自分史を書籍化したい方から制作サポートを依頼されるようになり、それが徐々に広まっていきました。
私は、仕事としては主に家づくりのコンサルティングをしていたのですが、住宅関連の本を企画編集してきた経験があり、また、コンサルタントとして隠れた本心を語ってもらいそれを整理することは得意でしたので、初対面の人でもその人生の軌跡を編集することはごく自然にできました。
ごく平凡なひとりの人生の物語や作品を、その方のかけがえのない個性を現わすように編集する冊子を、いろいろ制作するようになりました。
それらを「人生メモリアルブック」と名付けました。これまでに多くの冊子を制作してきましたが、どれひとつとして表現方法が同じものは無く、それぞれが特別な個性を持つ冊子として誕生しています。
自分で資料や写真を取捨選別することは、想いがいっぱい詰まっているだけに難しいものです。
編集のプロが、寄り添いながらも冷めた目で、読む人に伝わりやすいように、資料を整理いたします。
文章づくりが苦手な方は、編集のプロがお話をお伺いしながら、あなたの想いを文章にまとめます。
遠方の方は、質問形式でのお手紙・メールのやり取りや、電話インタビューをもとに文章を作り、チェックしていただきます。
冊子をデザインするにあたり、お好きな色、模様、イラストなどを使い、また、その方の個性を表するさまざまな工夫をご提案します。
なぜ制作したいのかというお気持ちや、どんな資料があるのか、
などについてお伺いしたうえで、誌面構成やデザインの方向性、および見積書をご提案します。
制作の主体となる方のイメージを大切にして、何度も取材・打合せをしながら編集を進めていきます。
なるべくご本人の個性がそのままに伝わるように、既存の資料や直接お伺いしたお言葉を最大限に
尊重しながら、編集いたします。
編集内容が固まりましたら、誌面デザイン、そして印刷へと進みます。
完成した冊子は、贈呈するも販売するもご自由です。
個別見積をいたしますが、
標準的な料金は下記の通りです。
金額は、デザイン内容、写真の質と数、
版型、部数などにより、増減いたします。
すべてを含む代金です。
ただし、特殊なデザイン、文章作成、印刷などにつきましては別途料金となる場合があります。
すべてを含む代金です。
ただし、特殊なデザイン、文章作成、印刷などにつきましては別途料金となる場合があります。